2015年2月12日木曜日

403)ダイエットと言語-言語でやせる

シニフィアン研究所(埼玉県上尾市&和歌山県和歌山市)の楽歩愛真です。
なぜ、どうしてとの疑問を持ち、納得のできる答えを知りたいと考えている人にとって、精神分析という対話療法は有効な方法です。
今日は、「ダイエットと言語-言語でやせる」 について書きます。
「ダイエット」と聞いて興味を持つ人、かつて挑戦した人はかなり多いのではないでしょうか。
ところがなかなか成功しなかったり、続かなかったり、リバウンドしたりなどなど。
ここで、先日ある人から聞いた体験を紹介します。
それは表題にも書いたように「言語でやせる」です。
それにはただ一つのことを実行し、継続することだそうです。
それは、
≪食事の度に『いただきます』と『ごちそうさまでした』を声に出して言うこと
これなら簡単、すぐに実行可能です。あるいは、もうすでに実行している人もいるでしょう。
では、食事の度に声に出して言うことがどうしてダイエットに繋がるかを考えてみます。
要因は二つ。
一つは「声に出して言う」もう一つは「区切る」です。
最初に「声に出して言う」から考えます。
声に出して言うことは、誰よりも声を出した本人が聞きます。
頭の中で思い浮かべるだけではすぐに消えてしまう可能性が大きい。
思い浮かべたことを声に出して言ってみることで、自らの耳で聞いて再確認することになります。
語った自分の言葉にハッとした経験のある人も多いのではないでしょうか。
このように、声に出すことによって自ら再確認する効果の可能性が考えられます。
次に「区切る」を考えます。
区切るとは、食べている状態を切る=食事は終わりということです。
これは、いただきます= 食事の開始を意味し、ごちそうさま=食事の終わりを意味するということです。
ここである人のエピソードを紹介します。
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半信半疑で聞いたことを実行し始めたある日のこと。
いつものように食事に続いてお菓子を食べようとした時、突然、その人の脳裏に
「あ、そうだ、私はもう『ごちそうさま』と言ったんだ」と蘇ったと同時に伸ばした手を反射的に引っ込めたそうです。
この時、その人は半信半疑の気持ちが納得に換わったと語りました。
それからは、以前に増して、かみしめるように毎回大きな声で
『いただきます』と『ごちそうさま』と言うようにしているとのことです。 
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毎回このように手が引っ込められるとは限りません。
ですが、毎回言葉に出して言うことで、「食事をしている自分」と「食事を終えた自分」をしっかり区切ることがその結果として体重減少という現象をもたらすのだと考えます。
以上のように、言語が身体に大きな影響を及ぼす好例を紹介しました。
まず「言語(言葉)ありき」
その言語をどのように決め、使うかによってその結果が違ってくると考えます。
Twitterでも日々つぶやいています。https://twitter.com/rakuhomanami
興味を持たれた方はシニフィアン研究所のHPも参照ください。http://signifiant-lab.com/

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