2014年8月4日月曜日

392)自己愛の外に出る

シニフィアン研究所(埼玉県上尾市&和歌山県和歌山市)の真道満喜(しんどうまき)です。
精神分析という対話療法で自己(無意識)を知り、必要に応じて書き換えませんか。
そうすれば、不安は安心に変わり、生きる希望が湧き、しあわせ入れ放題・つかみ放題だと実感することでしょう。
今日は、「自己愛の外に出る」について書きます。
「人は自己愛の傷つきを命がけで守る」
これは一つの真理です。
何よりも人は自己愛を傷つけられることを恐れます。
それを人は「心が傷ついた」「自尊心が傷つけられた」「名誉棄損で訴える」などと表現します。
自己愛を育てられた人は、自分の存在を肯定し、世界は生きる価値(意味)があり、自信を持ちます。
ですから、子育てにおいて、自己愛を育てることはとても大切なことです。
ここまでは、以前にも書いたことがあります。
今日はそれ以後のことを考えたいと思います。 
自己愛を持った人のその後を考えてみたいと思います。
それは自己愛の外に出る という視点です。
このような表現が許されるとしたら、獲得した自己愛を捨てることです。
捨てるとは、持たない、つまり、自己愛という概念を持たないということです。
簡単にいうと「自己愛なんかどうでもいい」です。
自分に何らかの価値(意味)があるとかないとか、自信があるなしには一切関わらない。
ただ自分固有の楽しさと喜びと満足(=享楽)があるだけ。
それに価値も意味もその他の何ものも見い出さないこと。
あえていうなら、ただ楽しい、ただ嬉しい、ただそれだけ。
とてもシンプルです。
そんな視点を紹介してみました。
今日から7日まで関西へ出張します。
詳しくはHPをご覧ください。http://signifiant-lab.com/

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