2014年6月30日月曜日

386)7月度関西出張のお知らせ

シニフィアン研究所(埼玉県上尾市&和歌山県和歌山市)の真道満喜(しんどうまき)です。
精神分析という対話療法で自己(無意識)を知り、必要に応じて書き換えませんか。
そうすれば、不安は安心に変わり、生きる希望が湧き、しあわせ入れ放題・つかみ放題だと実感することでしょう。

今日は、「7月度関西出張のおしらせです。
関東地方は突然の雷雨など、不安定な空模様が続いている中、明日から7月。
今夕から関西方面へ出張します。
以下は、主な予定と案内です。
・7月1日(火)~3日(水)和歌山市&大阪市
☆ インテグレータ―養成講座
☆ エディプス・コンプレックス―歴史的真理
☆ フリートーク
今月のテーマは≪表情と内面≫です。
・6月30日(月)・7月4日(金)埼玉県大宮市
いずれも参加可能です。
詳しくはメール・Twitter・電話にてお問い合わせください。
期間中は携帯の方へ連絡をお願いします。
HP連絡先を参照ください。http://signifiant-lab.com/
Twitterはこちらです。 https://twitter.com/sindoumaki

2014年6月19日木曜日

385)子どものしあわせ―安全と安心

シニフィアン研究所(埼玉県上尾市&和歌山県和歌山市)の真道満喜(しんどうまき)です。
精神分析という対話療法で自己(無意識)を知り、必要に応じて書き換えませんか。
そうすれば、不安は安心に変わり、生きる希望が湧き、しあわせ入れ放題・つかみ放題だと実感することでしょう。
今日は、「子どものしあわせ―安全と安心について考えます。
子どものしあわせって何か?
それは、何よりも安全と安心の環境だといいたいと思います。
ここでいう環境とは、家庭内の環境を、子どもは、小学校入学以前の子ども、しあわせは、子どもが嬉しい、楽しいと感じることと限定して考えてみます。
そうすると、子どものしあわせとは、家庭内で嬉しい楽しいと感じる環境であり、それが安全で安心の環境となります。
では、子どもが嬉しい楽しいと感じるとはどういうことでしょう。
したい時にしたいことができ、したくないことはしないことが許されること。
つまり、その時その時のあるがままを認められ、受け容れられることではないでしょうか。
しつけという名のもとに、親の都合のよい子どもに仕立てあげられないことです。
あるがままを認められ、受け容れられるとはこのようなことではないかと思うのです。
こういうと、「それでは社会では生きていけない」「後で困るのは子どもだ」「わがまま気ままになる」「親として責任がある」などの意見が出てくることでしょう。
それらを承知の上で、あえて言いたいと思います。
なぜなら、後に安全と安心の場所を求めて彷徨っている多くの人たちに出会うからです。
お決まりの意見なんか聞きたくない、それくらい分かっている。
そんなことを聞きたいのではない、この気持ちを苦しさを理解して欲しいだけなんだ。
意見されず、操作されず、求められず、ただホッとできる場所、そんな居場所が欲しい。
このように心の奥底から叫んでいる人たちの声を聴きます。
そして、そんな人たちの幼少期の家庭内には、安全安心と思える環境が無かったことを知りました。
一方、様々な違いはあるものの共通していう言葉があることに気づきました。
「寂しかった」「分かって欲しかった」です。
そばに家族が居る、居ないに関わらずです。
「物質的環境は満たされていたが、心は寂しく満たされなかった」と語った人がいます。

成長して社会参入すると、あるがままを認められる機会は少なくなるのは必定。
それならせめて幼少期だからと許される時期に、たっぷり味わえる環境が必要です。
そして、大人になった時、その環境の再現を目指して自らの新しい家庭を持ちたいと欲望する。
まさしく安心と安全と感じられる環境である「家庭」を目指すことでしょう。
「家へ帰ってきたらホッとするなあ」
そんな言葉が漏れ出る環境、それが安全安心の環境であり、仕合せと感じる環境ではないでしょうか。
最初、小学校入学以前の子どもと限定して考えるといいましたが、幼少期の環境を再現する可能性が高いという意味において、年齢は関係ないと思います。ではなぜ、幼少期の環境を再現するのかとの問いには、人は知っていることしかできないと答えておきたいと思います。
子どものしあわせを考える時、まずは子ども自身が嬉しい楽しいと思える環境、あるがままを認められる環境を整えることだと言いたいと思います。

ご意見、ご質問はシニフィアン研究所 真道満喜までメール、電話 http://signifiant-lab.com/ Twitterでどうぞ https://twitter.com/sindoumaki 

2014年6月17日火曜日

384)万能感からの脱却

シニフィアン研究所(埼玉県上尾市&和歌山県和歌山市)の真道満喜(しんどうまき)です。
精神分析という対話療法で自己(無意識)を知り、必要に応じて書き換えませんか。
そうすれば、不安は安心に変わり、生きる希望が湧き、しあわせ入れ放題・つかみ放題だと実感することでしょう。
今日は、「万能感からの脱却 」について書きます。
万能感からの脱却をすることは、成長の階段を歩む一歩でもあるといいたいと思います。
幼少期の子どもは、「大人は何でもできる」と感じているといわれます。
だから、「早く自分も大きくなりたい。」
「大人になって好きなことをしたい。」
この時、子どもは万能感を持ち、大人に同一化しているといいます。
それと同時に、同一化した自分も同じように万能感を持っています。
つまり、≪大人になったら自分は何でもできる≫と思っているのです。
だから子どもは、あれもしたい、これもしたいとの夢を抱くのでしょう。
このような「何でもできる」=万能感を抱くことは心の発達の観点からも大切なことです。
ところが、万能感はやがて打ち砕かれる時がやってきます。
親も決して万能ではないことを知るのです。
やがて、万能である大人に同一化していた自分も万能でないことに気づき始めます。
つまり、万能感からの脱却への一歩です。
それがやがて、万能でない自分=欠点のある自分を知ることにもつながっている 。

この観点からいうと、万能感を持ち続けているということは、自分の欠点を認めない。
自分に厳しい、欠点のある自分を許せない傾向にある。
それを他者に投影すると、相手の欠点を許せない、間違いを許せない、理想通りでない部分を認めようとしない、などなど。
ここから、自分も万能ではないと知り、受け入れることは、他者も万能でないことを認め許せることにつながる
成長する過程の中で、万能感からの脱却は必要であると共に、多大なエネルギーを消費することでもあるでしょう。それは、一つの危機の時でもあるかもしれません。
が、それを受け容れた時、また一つ成長したといえるのではないでしょうか。
そしてそのようなことは、幾度となく直面することかもしれません。
ですが、成長という観点からみたとき、その都度向き合うことの大切さと成長の喜びもあると考えます。
精神分析はその一助を担っています。

シニフィアン研究所のHP http://signifiant-lab.com/ 

2014年6月11日水曜日

383)オールOKの実践に必要なこと=「一貫性」

シニフィアン研究所(埼玉県上尾市&和歌山県和歌山市)の真道満喜(しんどうまき)です。
精神分析という対話療法で自己(無意識)を知り、必要に応じて書き換えませんか。
そうすれば、不安は安心に変わり、生きる希望が湧き、しあわせ入れ放題・つかみ放題だと実感することでしょう。
今日は、「オールOKの実践に必要なこと=「一貫性」 」について書きます。
オールOKの対応を実践する側に必要なことの一つ「一貫性」について考えたいと思います。
ここでいう「一貫性」とは、対応する側の一貫性を指します。
具体的にいうと、オールOKの態度で子どもに接する時の親の側の対応の一貫性です。
例えば、「ゲームしていい?」との子どもの問いかけに対して「いいよ」と対応すると決めた時、
今も、明日も明後日も「いいよ」と対応する一貫性のことです。
つまり、宿題よりも、食事よりも、睡眠よりもゲームを優先したとしても「いいよ」と対応し続けられる覚悟をもつことの「一貫性」です。

このように言うと、様々な疑問や反論が湧き上がってくることでしょう。
当然のことだと思います。
そして、オールOKの対応をすることの、親の側の膨大なエネルギー消費に圧倒されるかもしれません。確かにオールOKの対応をすることはエネルギーが必要だと感じるかもしれません。
ところが、実は反対なのです。
親も子も互いに省エネで、かつ満足できる方法なのです。

つまり「一貫性」を持つことは、至極省エネなことなのです。
なぜなら、子どもから要求が出たら何も頭を使わず、ただ「いいよ」と対応するだけでいいのですから。
もし「一貫性」を持って対応することが非常にエネルギーがいると感じるなら、それは頭を使って色々考えているからではないでしょうか。普段どれだけ頭を使って考えているか見えてくる気がします。
オールOKの対応は、頭を使って考えることではなく実践することです。
子どもから要求が出たら、敏速に的確に行動で応えること=実践です。
このように、一貫性を持ってオールOKの対応をすることは、親も子も共に疲れにくく、喜べる方法だと思うのです。

さあ、一度頭を空っぽにして、子どもの要求のままに実践してみてはいかがでしょう?
そして、味わってみてください。
ちなみに、味わうことも頭を使うことではないことはご存じだと思います。
実践に疑問がある方、質問のある方、共に学ぶ場も用意しています。
シニフィアン研究所のHP、講座を参照ください。
Twitterもどうぞ https://twitter.com/sindoumaki
 http://signifiant-lab.com/ 

2014年6月10日火曜日

382)早期に人生の決断をしている

シニフィアン研究所(埼玉県上尾市&和歌山県和歌山市)の真道満喜(しんどうまき)です。
精神分析という対話療法で自己(無意識)を知り、必要に応じて書き換えませんか。
そうすれば、不安は安心に変わり、生きる希望が湧き、しあわせ入れ放題・つかみ放題だと実感することでしょう。
今日は、「早期に人生の決断をしている について書きます。
人は成長の過程で、その都度その人なりの決断をして生きています。
しかしその決断は、幼少期にしたそれの反復であり、そのプログラムに気づかない限り変更されることはない。
つまり、あるエピソードを通して決断したプログラムに従っていく という一例を紹介したいと思います。

ある人が「私は貧乏でお金の苦労をしてきた。なのになぜか、お金を欲望しなかった。」と語りました。
通常、お金で苦労したら、お金が欲しい、お金持ちになりたいと思うのは納得できることです。
ところが、その人はそう思わなかったというのです。
本人も不思議だと思っていたそうです。

ある時の分析場面で、その理由が明らかとなりました。
というのは、ある幼少期のエピソードを思い出したからです。
内容はさておき、その時その人が思ったことは次のことでした。

≪お金を貯めたら、必ずなくなる。≫
当然、このエピソードはその時を限りにすっかり忘れ去られていました。
数十年を経て、ある時の分析の語らいの場で思い出されたのです。
このことを語った瞬間、その人は叫びました。
「あの時に私はお金を貯めることを止めたんだ。」
そしてその人は理解しました。
なぜ自分がお金に困りながらも決して欲望もせず、貯めようともしなかったかということを。
まさしく長年の謎が解けたのです。

分析家に語るという行為の中で、自らの謎に自らの語らいで気づいていく。
もっというなら、自らの謎を自らが解いたのです。
同時にその人は、人生の早期にあるエピソードをきっかけに、自分の人生を決定してしまうことがあることを教えてくれました。
 
語ることは自らの無意識に気付く有効な手段の一つです。
自分を知ることを厭わない方、」興味を持っている方は語ってみませんか?
長年の自分の謎が解けるかもしれません。
シニフィアン研究所のHP http://signifiant-lab.com/ を参照ください。
Twitter https://twitter.com/sindoumaki  でもつぶやいています。 

2014年6月2日月曜日

381)6月度関西出張のお知らせ

シニフィアン研究所(埼玉県上尾市&和歌山県和歌山市)の真道満喜(しんどうまき)です。
精神分析という対話療法で自己(無意識)を知り、必要に応じて書き換えませんか。
そうすれば、不安は安心に変わり、生きる希望が湧き、しあわせ入れ放題・つかみ放題だと実感することでしょう。

今日は、「6月度関西出張のおしらせです。
今月に入って記録的な猛暑が続いています。
熱中症対策をしながら今月も6月2日(月)から5日(木)まで関西方面(和歌山市・大阪市)に出張します。
以下、面談以外のおもな予定をお知らせします。
近隣の方、興味を持たれている方は、お気軽にご連絡ください。
☆2日(月) 19:00~22:00 大宮
☆3日(火) 和歌山市
・14:00~16:00 インテグレーター養成講座
・19:00~20:00 子育て教室「子育て&思春期の対応」新しく始めました。 
☆4日(水)和歌山市
・10:00~12:00 インテグレーター養成講座
・13:00~15:00 「エディプス・コンプレックス―歴史的真理」・17:30~18:30 インテグレーター養成講座
☆5日(木)和歌山市・大阪市
・10:00~12:00 フリートーク 
テーマ「家庭の再生」
参加費:1人 1.000円(小学生以下 無料)
飛び入り歓迎です。お茶菓子を囲んで語りましょう。
・17:00~21:00 大阪市難波
☆6日(金) 7:00~11:00 大宮
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6月2日(月)午後から6日(金)午前中は携帯へ連絡お願いします。
詳しくはこちらです。http://signifiant-lab.com/#8
☆ Twitterでも時々に気付いたことをつぶやいていますので、フォローしてみてください。
アカウントはシニフィアン研究所 真道満喜 https://twitter.com/sindoumaki