2014年1月30日木曜日

365)自分を変えるために環境を変える

シニフィアン研究所(埼玉県上尾市&和歌山県和歌山市)の真道満喜(しんどうまき)です。
精神分析という対話療法で自己(無意識)を知り、必要に応じて書き換えませんか。
そうすれば、不安は安心に変わり、生きる希望が湧き、しあわせ入れ放題・つかみ放題だと実感することでしょう。

今日は、「自分を変えるために環境を変える」 について考えてみます
今までの自分とは違う自分に変わりたい時、環境を変えることで実現することを考えたいと思います。
今までとは違う新しい自分になりたいと考え、努力したけれど変えられなかった。
なぜ変えられなかった、変わらなかったのでしょう。
(自分の努力や技量や能力などは不問にします)

人は三つの自分(視点)を持っているといわれます。

「他者を見る自分」「他者から見られている自分=自分を見る他者」「それらを知っている自分」
これらを、
a)「他者を見る自分」=今の自分
b)「他者から見られている自分」=自分のことを知っている他者=他者が持っている自分のイメージ
c)「それらを知っている自分」=他者が持っている自分のイメージを想像する自分
このように置き換えてみます。

すると、今までの自分を変えるということは、これら3つのの自分を変えることになります。
つまり、自分を変えるためには3つの自分を変える必要があるということになります。

a)は書き換え可能です。
b)は、他者が持っている自分のイメージなので、自分では書き換えが難しいものです。
c)は、想像している自分なので、書き換え可能です。

このように考えてみると、一番難しいのはb)だとなります。
b)さえ書き換えることができたなら、自分を書き換えることはより可能となるでしょう。

相手の中の自分のイメージを書き換えるのは、難しいし、もしできるとしても多大なエネルギーを必要とすることでしょう。
逆に、自分を知らない相手と会った時はどうでしょう。
相手の中には、会った時からの自分のイメージが書き込まれます。
自分を知らない人の中に行けば、どんな自分からでもスタートできる。
つまり、環境を変えることで自分を変えることが可能となるのです。


「孟母三遷の教え」ということわざがあります。
故事ことわざ辞典によると、以下のように書かれています。
意味=子どものために、できうる限りよい環境を選ぶこと。
注釈=孟子の母子ははじめ墓地の近くに住んでいたが、幼い孟子は葬式のまねをして遊ぶのを憂え、市中に移り住んだが、今度は孟子が商売のまねごとをして遊ぶので学校の近くに転居した。すると今度は孟子は学習のまねを始めたので、孟子の母は安心してここに定住することにしたという故事から。「孟母三遷」とも言う。
また、「朱に交われば赤くなる」との慣用句もあるように、人は環境の影響を強く受けます。

このように、環境を変えることで自分を変えられるのなら、思い切って自分を取り巻く環境を変えてみるのも有用な方法の一つではないでしょうか。

自分を変えたいと考えている方、努力しているのに変えられないと悩んでいる方は、一度環境を変えてみてはいかがでしょう。
環境を変えるための決意があれば、可能となるのではないでしょうか。

シニフィアン研究所では、そのような方の相談もしています。
ご希望があれば、出張もします。
詳しくはHPを参照ください。http://signifiant-lab.com/

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