2013年1月13日日曜日

321)対人関係―交わることから

シニフィアン研究所(埼玉県上尾市&和歌山県和歌山市)の迎意 愛(むかい あい)です。
精神分析という対話療法で自己(無意識)を知り、必要に応じて書き換えていきます。
そうすれば、不安は安心に変わり、希望が湧いてくることでしょう。
今日は、「対人関係―交わることから」について書きたいと思います
一歩外に出ると、人と関わることなく生活することはまずないと言えるでしょう。
ですから、人との関わり(対人関係)が重要となってきます。
では、対人関係はどこから始まるのでしょうか。
ここでは、「交わる」という視点から考えてみたいと思います。

周りにたくさんの人が居る、といって交わっているとはいえません。
ちなみに「交わる」を辞書で引いてみると、
入り乱れる、まじり合う、触れる、接する、一点を共有する、などがあります。
また、「交」を漢字源で引いてみると、
象形。人が足を交差させた姿を描いたもので、×型にまじわること、とあります。

ここで、「交わるとは、ある一点で接触があること」と考えてみることにします。
これは、「相手との間に共通するものが一つある」とも言い換えられるでしょう。
対人関係において、
共通する何かが一つあれば、それを中心にして交わることができることになります。
逆に考えると、誰かと交流を持ちたいと思った時、
お互いに共通するものを一つ見つけ出せばよいというとになるのではないでしょうか。
その共通するものが、互いに興味のあるものであれば、
きっと楽しいもの、嬉しいものとして共有することができるでしょう。
その結果、
お互いにもっと会いたいと思うでしょうし、
会って楽しい人と思う可能性が高くなることでしょう。
子育てにおいては、子どもが興味をもっているものを中心に交わればよいし、
友達、仕事関係であれば、相手との共通点を探せば、
それまでとは違った何かが見えてくることでしょう。
その次は「結ぶ」です。
これは次回、考えてみたいと思います。

「対人関係がうまくいかない」
「人とどのように付き合えばよいか分からない」
といった相談が増えています。
その方々に、まず「交わり結ぶこと」を考えてもらいます。
そこから、個々人の対人関係の原点とでもいうべき姿が見えてくることでしょう。
これに気づき、書き換えればよいのです。

興味を持たれた方はシニフィアン研究所のHPを参照ください。
http://signifiant-lab.com/

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