2012年11月4日日曜日

302)子どもは母の想いの結晶

シニフィアン研究所(埼玉県上尾市&和歌山県和歌山市)の迎意 愛(むかい あい)です。
精神分析という対話療法で心身の悩み相談をしています。

           
今日は、「子どもは母の想いの結晶」 について書きたいと思います。

子ども(特に女の子)は母の想いの結晶であり、
それゆえ、子どもの言動に母は向き合う覚悟が必要だということを考えたいと思います。

よく耳にする言葉を思いつくままに書いてみます。

*子どもができたら、親が結婚を認めてくれると思った。
*妊娠したら彼が結婚してくれると思った。
*子どもができたら、夫が真面目に働いてくれると思った。
*子どもができたら、家庭に戻ってきてくれる(彼女と別れてくれる)と思った。
*老後のことを考えたら、子どもがなかったら寂しいから産んだ。
*自分が果たせなかった夢を、子どもに託したかった

自分がどんな扱いをされてきたかを親に見せつけたかった。
と語った母親もいました。
ある女性は
「女の子にどうしても付けたい名前があった。なのに、一人目は義親の反対で付けられなかった。
だからどうしても、もう一人女の子を産みたかったんだと思います。」と当時を振り返って言いました。
また、ある女性は
「この忌まわしい血は私の代で終わりにしたい。だから絶対子どもは作りません。」
と言い切りました。
枚挙に暇がないくらいあります。

このように、
意識する、しないに関わらず、
その状況に違いはあるものの、
女性が妊娠するのは、何らかの強い想いがあることが予測されます。
惟能創理氏もその著書『心的遺伝子論』の中で書いています。
≪女の子は母の想いの結晶といっていい≫と。


だからこそ、
自分はどのような想いで妊娠し、産んだのかを知る必要があるのではないでしょうか?
子どもは(女の子に限らず男の子も)母の想いの結晶だとするならば、
その子どもが非行・ひきこもり・暴力など様々な困ったことをする時、
それらは、母へのメッセ-ジではないだろうかと考えてみる。
誰よりも、母に理解してほしいとの、必死の叫びではないだろうかと振り返ってみる。


そのような視点から考えてみるならば、
観えなかったものが観え、聴こえなかった声が聴こえてくるように思うのです。

子どもは母の想いの結晶である。
この視点から子どもの言動を観てみませんか。
精神分析という対話療法でそれは可能となります。

興味を持たれた方、質問などは
シニフィアン研究所までお問い合わせください。http://signifiant-lab.com/
『心的遺伝子論』についてはこちらです。http://signifiant-lab.com/books/
各種教室、講座も開催します。http://signifiant-lab.com/#10 http://signifiant-lab.com/#11など

*6日~8日まで関西出張します。
関西方面の方は、この機会にご連絡ください。連絡先はこちらです。
なお、5日午後からは携帯へお願いします。http://signifiant-lab.com/#8


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