2012年7月2日月曜日

234)欲しいものがない、興味がない

シニフィアン研究所(埼玉県上尾市)の迎意 愛(むかい あい)です。

精神分析という対話療法で心身の悩み相談をしています。


今日は「興味がない、欲しいものがない」について考えてみたいと思います。


前回、飽きっぽい・長続きしないのは、性格ではなく、手に入れたいものがないと書きました。

「手に入れたいものがない」とは一体どいうことでしょう。

どのような場合に、そう思うでしょうか。

1)すでに手に入れてしまっている

2)興味がない

3)何らかのメリットがあると思わないetc


ここで、2)について考えてみましょう。

興味がないとはどういうことでしょう。

興味がないなら、持てばいいじゃないの、と考えますが

興味のないこと(もの)に、どのようにして興味を持たせればよいのでしょうか。

欲しいと思わないものを、どのようにすれば欲しいと思うでしょうか。

3)の逆、何らかのメリットがあると思えばどうでしょうか。

何らかのメリットがある=自分にとって「快(喜び)」と考えてみます。

この「快(喜び)」は、体験することで得られるものだと思います。

そして、この「快(喜び)」を体験すれば、

もっとやりたい、もっと欲しいと人は求めるでしょう。


つまり

「興味がない、欲しいものがない」のは

「快(喜び」を体験していないからだと言えるのではないでしょうか?

違う言葉でいうと、

楽しいと思う体験をすれば、興味を持ち欲しいと思うでしょう。

興味を持ち、欲しいと思うことは、行動へと繋がります。

楽しい体験をしましょう。

そうすれば、その中から一番楽しいと思えることに興味を持ち

「あの時の、あの楽しさをもう一度、味わいたい」と

それを手に入れるために、行動することでしょう。

これが、前回紹介した、人型ロボット作りの例ではないでしょうか。


今、一番楽しいことは何ですか?

それは何よりも手に入れたいと思うことではないですか?


次回は、「子どもの欲望に限界はあるのか?」について考えたいと思います。


シニフィアン研究所では、心の研究をしています。

人はなぜ心を病むのか?心と身体はどのように関係しているのか?

これらの勉強会もしています。

興味をもたれた方は、こちらを参照ください。

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